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飛ぶ鳥の明日香の里にいる鳥は?

観察記録: 〔04/12〕飛ぶ鳥の里にいる鳥は? 地域: 明日香村
(登録日: 2004/12/24 更新日: 2014/08/28)



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撮影日: 2004/12/18 明日香村


枕詞であり地名の飛鳥


「飛ぶ鳥の 明日香の里を 置きて去(い)なば 君があたりは 見えずかもあらむ」

飛鳥も明日香も「アスカ」ですが、「飛ぶ鳥」と書くアスカが「明日香」の枕詞となることに着目してみましょう。平城京への遷都で新都へ向かう途中、平城京へ行けば明日香の都にいるあなたの辺りは見えなくなるであろう、というのが大意。5・7・5・7・7の短い歌の中でアスカが同語反復的に用いられた表現の贅沢。加えて2カ所もの字余りまでして、同語反復を押し込めるほどの過激さ。さらに「アスカ」が「飛ぶ鳥」であることに古代の文化的記号としての「鳥」を認めることができます。飛鳥時代の文化が「白鳳文化」であることも一言触れておきます。
 

百舌鳥から飛鳥へ


古代人。というよりも朝鮮半島からの渡来人が日本に彼らの文化を持ち込んだことは言うまでもありません。古墳文化の中心地でもあった百舌鳥が鳥の伝説にちなむ地名であること、さらに内陸へと入り、彼らがそこを飛鳥と名付けたことは、時系列的な因果関係で捉えられるのかもしれません(仮説です)。余談ながら、「百舌鳥」は「モズ」と読み、無音の「鳥」が付いていることは前にも触れました。飛鳥は、というと、飛ぶものであることが自明の鳥をことさらに「飛ぶ」と形容する辺りにも類似の文化的贅沢を感じます。

というわけで、飛鳥を訪れたことが、バードウォッチにも得難い記憶を刻んでくれるものと期待しないわけにはいきません!
 


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