宿の部屋から外を眺めてみると鳥の姿が見えます。肉眼でもはっきりと見えます。この鳥も初めて見る種類かもしれません。色合いはウグイス色でしょうか。フィールドスコープでも捉えることができました。褐色と淡色のまだらです。これが遠目に見て混じるとウグイス色のように見えるのでしょう。直感的にはアオジかと思っていました。ただアオジとはちょっと違う。眼の周囲があまり黒くありません。それで図鑑をよく見てみればノジコにも似ています。しかし、ノジコに見られる眼の周囲の白いアイリングが明らかにありません。淡い色の側頭線が認められます。クチバシの付け根から斜め下方向に淡色の線が伸びています。これもノジコと違う特徴です。目の周囲が黒いアオジは夏羽のオスの特徴です。メスはそれほどでもない。オスでも冬羽では黒はあまり目立ちません。図鑑の写真サンプルと照合してみると、アオジ（メス）の冬羽にもっとも近く見えます。
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