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誰にでもできる紅花染め

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(登録日目次: 2002/03/29 更新日: 2019/06/17)


誰にでもできる紅花染

  1. 花びらを摘む。(花の色が黄色から山吹色に変わり、朱色が指した頃)

  2. 水洗いする。

  3. 軽く絞ってビニールの袋に入れて密封する。

  4. 一昼夜のちに取り出し、すり鉢ですりつぶす。

  5. すりつぶした花を固く絞って銭上にし、一週間から十日間、風通しのよい日陰で乾燥させる。これを紅餅という。

  6. 紅餅(染める布の量と同量の紅餅が必要)を木綿の袋に入れて一昼夜水出しする。

  7. 一昼夜過ぎると水が黄色になる。漬けこんだ袋を絞って、取り出す。この最初の黄色の液が黄汁染の材料となる。

  8. 再度水を取り替えて、5時間ぐらい漬けこみ、もみ出して、絞り出す。これを1日、3回繰り返す。

  9. 前の行程を黄色の液がなくなるまで一週間ぐらい繰り返す。

  10. 薬局で市販している炭酸カリの8%溶液を作り、先程の袋につけこむ。

  11. 10分毎にもみ出し、30分後に絞る。

  12. また新しい炭酸カリ8%溶液に11番の行程を繰り返す。

  13. 12番の行程をもう一度繰り返し、都合3回分の液を作る。

  14. 三回作った液を一緒にする。これが、紅染めをする染料である。

  15. 染める布を水に漬けて、かるく絞る。

  16. その布を作程絞った染料に浸して染め始める。

  17. 5分後に薬局で市販しているクエン酸の10%溶液を湯呑み茶碗一杯分作り、染めている布を取り除いてから少量 (杯2杯)ずつ入れて布を浸す。

  18. 漬けっぱなしにしないで、時々動かしながら染めるのがコツ。

  19. 赤色の液が黄色に変わってきたら、布を取り出す。

  20. 新たにクエン酸10%溶液を布が浸るくらいの量だけ作り、10分間漬け込んで色止めする。

  21. 布を取り出して水洗いをし、陰干しする。

出典:『紅花資料館』パンフレット(1994年/河北町教育委員会・河北町紅花資料館)
(無断転載は禁止します)


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