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古事記に出てくる紅花

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(登録日目次: 2002/03/29 更新日: 2019/06/17)


古事記に出てくる紅花
 「シルク・ロード」という名称は、ドイツの地理学者リヒトホーフェンが名づけたものであるが、紅花はこの道を長年をかかって、中央アジアから中国に伝えられたと考えられる、紅花だけではなく、ぶどう・きゅうり・えんどう・ごまなどの食べ物のほか、楽器や舞踏・奇術などもこの道を通 って中国に伝えられたという。

 紅花は中国に来たあと、我が国には朝鮮半島を通って伝えられたと思われているが、その時期はいつ頃であろうか。

 我が国で最も古い好適な歴史に『古事記』がある。古事記は和銅4年(711年)大安麻呂が元明天皇の明を受けてまとめたもので、上・中・下の三巻からなっている。そのうち下巻は仁徳朝から推古朝までのことを書いているが、その中に、紅花のことあ4回出てくる。紅花の記録としてはこれが最も古いもので、そこからも紅花伝来の時期を推測することができる。仏教が百済から伝えられたのは、欽明天皇の13年(538年)とされているが、紅花もその頃朝鮮から伝えられたと考えてよいではなかろうか。

出典:『紅花資料館』パンフレット(1994年/河北町教育委員会・河北町紅花資料館)
(無断転載は禁止します)


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