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地域学習アーカイブ

[1985]ヒューマン・リソース

基本情報


「ヒューマン・リソース ―人間の生得の権利の支障ない実現―」

著者:端山貢明

本論は未発表/未完の論文である。1985年に執筆されたものであることは本文中の記述から確認できる。「第2章」として執筆されているが、全体がどのような構想の著作として構想されていたのかは不明である。

本論は、未発表・未完ではあるものの、端山貢明のメディア論の根幹をなす以下の概念が論考された論文としても注目される。
・人間の生得の権利
・HRD(ヒューマンリソースディベロップメント)
・自己開発

端山は「教練」に近い旧来からの教育の問題を指摘し、「自己学習」の支援がこれからの時代の学習支援であると説いている。そのより望ましい支援のためにはパパートらの学習支援の実践を参照し、メディアテクノロジーの援用が重要である点も指摘している。日本の教育の改善は、教育学から提起されるものが多く、端山のように人間が持つ創造性、生得の権利に着眼した学習支援論はユニークである。
 

ヒューマン・リソース(テキストコード化版/PDF)


記録日: 1985/00/00


目次


第二章 ヒューマン・リソース ―人間の生得の権利の支障ない実現―
1 人間開発
1・1 「教練」から「開発」へ
1・2 主体性における障害1・3 紛争の条件への対応
2 幼児と「人間開発」

2・1 現代を開くプロジェクト ヘッド・スタート・プログラム
2・2 セサミ・ストリートの意味
2・3 新しいメディアの導入
2・4 幼児教育の背景
2・5 幼児教育 その理念と実践

3 インテリジェント・テクノロジーによるアプローチ
3・1 理念から技術へ
3・2 「訓練と実習型」 のCAI PLATO シス テム
3・3 発見型自己開発型のコンピュータ学習 CAL
3・4 ヒューマン・インターフェイスとメディア・テクノロジー
3・5 スモール・トーク
3・6 世界センター
3・7 日本の例

4 体感的な開発
4・1 フライト・シミュレーター ―事実と同じ状態で、しかも危険のない効果の高い学習
4・2 プレイン・ストーム

5 コンピュータの問題
6 ヒューマン・リソース開発の展望 ―インテリジェント・エンバイラメントヘ向かって―
 

ネット・ムセイオンを目指して T(出典版/PDF)


記録日: 1985/00/00


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