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[1995]文化のさと山形 出羽の国

基本情報


「文化のさと山形 出羽の国
 個性のある四つの地域 その全体を包摂する大きな温かい文化 出羽の文化」

執筆者:端山貢明

(山形Net-Expo公開サイトに掲載 1995/09/30、端山貢明執筆の匿名記事)
 

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記録日: 1995/09/30 山形Net-Expo公開サイトに掲載 1995/09/30、端山貢明執筆の匿名記事


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文化のさと山形 出羽の国

個性のある四つの地域 その全体を包摂する大きな温かい文化
出羽の文化

山峰と峠に囲まれ、最上川に貫かれながらそれぞれ分かれて存在する幾つかの盆地、海に開かれたところ、山に囲まれたところ。この条件はこの大きな地域全体の姿、その特性の生成に歴史を通じて深く関わってきた。このため、長い間、山形県は文化的にも政治的にも異なった特性を持った四つの地域にわかれ、それぞれ固有な方向で発展してきた。この点から、山形県が県として成立してからも、統一したイメージが出来にくく、県外の人々にとって理解がなかなか難しいと言われてきた。

 しかし、今という時点でこれをふりかえって考えてみると、この特性は実は非常に現代的であり、個々の多様な特性を損なうことなく同時に全体が成立する新しい形の複合的地域と言う大きな魅力をもったところとして、山形の全体像が浮かび上がってくる。ヨーロッパの個性ある各国をおおうEUの様に、この全体を温和に、整合的に覆うのが出羽の国というイメージなのである。多様性こそ出羽の価値。このようなところこそ文化の育つところと言えるだろう。

 「よくござた出羽のみち」は「出羽の深いみちを良くおいで下さいましたなぁ。どうぞ出羽の文化を良く味わって。ここであなたにもよいことがあります様に。」と言う山形人の想いをこめた歓迎の言葉なのである。

どうが皆さんも、出羽の文化をこころゆくまで味わってけらっしゃい。

(山形Net-Expo公開サイトに掲載 1995/09/30、端山貢明執筆の匿名記事)
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