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ミッチーのほぼ日記

[13/12/14]京橋・フィルムセンター

カテゴリ: 東京まちあるき2013 地域: 東京都
(登録日: 2015/02/08 更新日: 2024/02/22)


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記録日: 2013/12/14 東京都

久しぶりに京橋にあるフィルムセンターに行ってきました。フィルムセンターは東京国立近代美術館の分館で、我が国のフィルム保管所兼博物館です。

前回いつフィルムセンターに行ったのかは記憶にありません。30年までは経っていませんが四捨五入するとかれこれ30年です。少なくともフィルムセンターの建物が新しくなってからは一度も行ったことがありません。ただあまりにも間が久しすぎるので、前回訪れたのはついこの間のような感じがしています。

久しぶりに訪れたのは心境の変化です。企画展「小津安二郎の図像学」を見て、小ホールで映画を見てきました。見た映画は「アメリカ無声映画選集」です。エジソンの初期短篇集、「チャップリンの掃除番」、「キートンの蒸気船」。エジソンの初期短篇集の最も古いフィルムは1893年のもの。映画の誕生=シネマトグラフ・リュミエール(最初は1895年)と思って映画史を描くととんでもないという単純な事実に気づかされます。確かに映像の質ではシネマトグラフに遥かに劣りますが、ムービングイメージとして見ると内容的には取り立てて劣るものでもありません。現代的には「フィルム」にこだわるよりも「ムービングイメージ」の創始者としてのエジソンを再評価してよい時代にすでに変わっているのかもしれないという歴史観を抱きました。チャップリン、キートンは言うまでもなく面白い。全く無音で、かつ日本語字幕のない無声映画を観て久しぶりにフィルムセンターらしい上映を実感しました。

また機会があれば行ってみたいと思います。
 

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