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ミッチーのほぼ日記

「蒲生の記憶2001〜17」について

地域: 東北地方
(登録日: 2017/05/04 更新日: 2024/02/22)

個人的な映像アーカイブ


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記録日: 2017/05/04



私が旅先や日常の様子などを映像に撮り始めたのはSony Handycam(8ミリビデオ)を購入した1990年8月以降のこと。1997年以降はDVカメラになり、miniDVをテープ媒体としてからビデオによる静止画サンプリングを一手法として使うようになりました。『マッピング霞ヶ浦*』などはそのデータをアーカイブしつつ公開するサイトとして活用し続けています。DVカメラでの撮影オプションにスポーツレッスンモードというものがあり、動画でありながらぶれの少ない静止画を記録することができます。その後しばらくの間、デジカメで大量の静止画が撮れるようになるまではビデオカメラをデジカメの代わりに使う時代が長く続きました。

それと共に知らず知らず記録映像が増え続けています。問題はこれらの記録映像の蔵出しがほとんどできないまま現在に至っていること。今となっては画僧の質に問題はありますが、その一方で、「地域を遍く記録する」という意味でのサンプリングがされています。
 

ややアブナイ映像媒体の保存と移行


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記録日: 2017/05/04



miniDVテープに記録された膨大な画像をどうにか現代の媒体に移行しなければならない、という課題に直面しています。が、それを蔵出ししないとその問題すら先送りしてやがては再生不能状態に陥ることが確実です。

「蒲生の記憶」は、その個人映像アーカイブの蔵出しというねらいも兼ねて作成してみました。直ちに気づく問題はデータインタフェースが現代のメディア環境に合わなくなってきていること。DVテープを再生できる再生機(DVカメラ)がないといけない。問題はパソコンへのデータの取り込み方。データインタフェースがIEEE1394です。いつの間にかこのインタフェースは殆ど対応不可となりました。さらにパソコンに動画データを取り込むためのソフトウェアが必要です。静止画再生をしようと思って、リモコンを久しぶりに取り出してみるとDVカメラが反応しない…。単純に電池切れです。小さい円盤状の電池を交換しなければなりません。これが使えないとフレーム単位の静止画抽出ができないため、静止画の質に影響が出ます。

大切なことは何もできなく前に作業ができるようにしながら解決の方法を見出すこと。「蒲生の記憶」はそのよい実践事例となりました。
 

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記録日: 2017/05/04


蒲生と私の関係


<蒲生の訪問日と映像記録>
2001/07/22 記録テープなし
2001/07/28 No.550,551,552
2001/11/23 No.576,577
2003/03/01 No.672,673
2011/05/21 内臓HD方式によるビデオ映像(HDD保存)
2017/05/02 今回の映像 ビデオ+デジカメ(HDD保存)

2001〜2003年はバードウォッチングが主目的の記録です。同じような映像を何度も繰り返し撮っています。が、そこに地域の様子がサンプリング記録されています。

2011年は東日本大震災直後の記録。(蒲生干潟にはアクセス不可)
2017年は今回の記録。(蒲生干潟にアクセス可)

私個人は蒲生から見ると、全く地元は関係のないよそ者に過ぎず、地元・蒲生の方々とは何のつながりもありません。蒲生という地域を対象としながら、全く他人事にならざるを得ません。それでも、そこにはたまたま私が訪れた時の蒲生の様子が記録され、そのことが何らかの価値を持ちうるものになっています。今となっては大震災前の蒲生を復元するものは既存の映像データに依存する以外にありません。地元の方に見ていただければ、何らかの形で「記憶の現前化」に役立つ情報源にできるのではないかと思います。
 
【CC2】
転載には出典を記載または出典元へのリンクをしてください。
出典:ミッチーのほぼ日記
出典元:http://www.mmdb.net/usr/mae/hobo/

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