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よみがえる戦後山梨の記憶「村の人」502

清川七福神

カテゴリ: 村の人 地域: どこか 撮影者: 内田 宏
(登録日: 2010/08/11 更新日: 2023/02/02)


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記録日: 1967/01/00 敷島町


明治7年に成立した清川村は昭和29年に中巨摩郡敷島町に合併。その後、平成16年に王町、双葉町とともに合併し甲斐市となった。その清川村の一部に下福沢があり、この地域のみで七福神の祭りが執り行われる。 祭りは、1月14日の宵から15日にかけて行われ、道祖神のどんど焼き・七福神の練りこみと氏子めぐりの3つからなる。どんど焼きは県下一般のものとさして変わることはないが、七福神の練りこみは圧巻である。七福神の練りこみには2通りあって、1つはその年42才の厄年を迎える男子の厄払いであり、もうひとつは新婚家庭の御祝儀祝いである。戸障子を開き放って出迎える家に上がり、厄年ならカツの木を三宝に載せて差し出す。新婚なら木製朱塗りの男性の巨大なシンボルを神官がうやうやしく花嫁の前に差し出し、「日夜愛用して子だからに恵まれるように」と厳かに申し述べると、花嫁は深く頭を下げてこれを頂戴する。この後、七福神が中央に出てアドリブを効かせた口上と舞を披露し、大黒天は小判に見立てた木の葉を部屋いっぱいにまき散らす。山間の小さな村に伝わるユーモラスな小正月行事である。尚、練りこみは対象の家がない場合には行われない。参照:「山梨の祭り」・「甲州の祭り」(写真番号 uh0944_5_3)
 

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