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上田とことん探検隊4

(番外編)大洗とことん探検

地域: 東茨城郡大洗町
(登録日: 2017/02/28 更新日: 2017/07/07)


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

まえがき


 今学期のゼミが終わると、クラスメートのM君(ガルパン大好き)、H君とT君が留学生のわたしを誘ってくれて、「今回ステージの大洗町に行って聖地巡礼してみないか」と言ってくれました。
 恥ずかしいですが、TYPE-MOON厨としてのわたしは実をいうとガルパンにそれほど詳しくありません。しかし、現在読んでいる「アニ魂」という中国語の電子雑誌と中国のツイッター「ウェイボー」でのアニメマニアたちのおかげで、この特例の中の特例、日本中、いや、世界中でもものすごく珍しい大洗町を知っています。なぜかといえば、「アニメで地方を振興しよう」というブームのもとに様々な作品が作られたのですが、ガルパンのような地方(大洗)が世界中に影響力を及ぼしたものはほとんどありませんから。つまり、ほかのものはほとんど失敗したと言えます。
 そのうえ、雑誌のインタビューでガルパン製作側のバンダイビジュアルに属する杉山潔さんは「アニメは地方を振興する力が実はありません」と言いました。それなら、どうして大洗だけが世に知られてきたのでしょうか。この疑問とワクワクした気持ちを持って、わたしは今回の大洗とことん探検隊を始めました。
 

第一話 午前四時、出発します!


 M君と私たちの約束によって、2月28日の午前四時、私たちは長野大学の駐車場に集合し、高速道路を利用して茨城県に向かいました。
 常識的に言えば四人は夜あんまり寝ていなくて、四時ぐらいだったらもうろうとしてしまいそうなんですが、なぜか私たちは皆同じですごく興奮してて全然眠気はありませんでした。特にM君はw
 ETC、自分自身の状態…一連の点検をしてから、アニソングを車内で流しながら私たちは出発しました。途中は確かに群馬県のどこかと栃木県の壬生というサービスエリアで一休みしました。そちらの写真はあんまり撮らなかったですが、「壬生ゆうゆ」という壬生のゆるキャラに深い印象を受けました。……ただし、名前だけなんですけど(汗)。そこには一大事のポイントがあるんですが、後で述べさせていただきます。
 今振り返れば、ルートは確か上田ー群馬のどこかー栃木壬生ー宇都宮ー茨城水戸ー大洗という感じでした。そして午前八時ぐらいに、四人が無事に大洗に到着しました。話し合って(M君がアドバイスしてくれて)から、私たちは一つ目のスポット:大洗磯前神社に向かっていきました。
 

第二話 磯前神社、上ります!


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 あんこう祭りの大洗とは違って、平日の大洗はかなり静かです。磯前神社も例外なし。まあ、こんな朝早くきたのも客が少ない一つの理由ですしね。この日は一日中空が曇っていたんですが、神社の鳥居を通じて一応おぼろな太陽が見えます。海風も加わり、わたしはこの間の最高の朝を迎えました。
 神社内の印象深いものといえば、確かに色とりどりのガルパンのいた絵馬(こう言うのは大丈夫かな?)と旧連合艦隊二水戦のメンバー・川内型軽巡洋艦3番艦那珂(ええ、歴史上の実物です。ある○MMに属する鎮守府のアイドルじゃないです)の鎮魂碑なんでしょう。まあ、これを見て平和を祈るだけで十分かな。過去の誤りを繰り返さないようにね。
 神社での名シーンは主にガルパンの劇場版にありますので、TVの無印しか一回おおざっぱにしか見なかった私にとっては詳しくないです。ああ、言い出したら死にそうです。しかし写真は一応ちゃんと撮ってみました。M君たちのおかげなんですよ!
 
(10件)
01 那珂ちゃんのお墓 02 ガルパンの絵馬 03 ガルパンの看板 04 神社の…本丸?
05 これは…参道かな 06 鳥居(参道の上) 07 違った角度の参道 08 ある旅館
09 真正面の神社 10 海の中の鳥居

第三話 イルカショー、やります!


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 パンフレットによるとマリンタワーのアウトレットが午前10時から営業するということなので、その前に地元の水族館「アクアワールド」に行きました。
 正直に言うと二千円ぐらいの入場料は確かに高いように思いましたが、しかし一時間の見物が終わるとそういう考えはさっぱりと消えてしまいました。ほかはともかく、ただイルカショーだけですごく満足でした。後でも述べさせていただきますが、この「ガルパン抜きでも魅力がある」ことこそ成功の原因の一つだと思います。
 そして私たちはまちなか探検を始めましたが、かなりたくさんのもの(店)を見たためちょっと後押しします。先にちょっと残念なマリンタワーの話をします。
 
(11件)
01 水族館「アクアワールド」 02 見たことのない魚 03 たこさん 04 クリオネ
05 大きなサメさんの見本 06 大きなサメさんの見本2 07 何階のかどで見たもの 08 今回は見たことのない鳥
09 アザラシさん2 10 アザラシさん4 11 ガルパンの展示台

第四話(偽) マリンタワーさん@頑張らない


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 町中を歩き回ってから、私たちはマリンタワーに向かいました。
 マリンタワーに入ると、あいにく定番のスポットとしてのガルパンカフェが定休日でした。しようがなくて、四人はやむをえず直接に一番上の観覧コーナーに行きました。そちらも大洗全体を丸ごと見ることができて満足できますが、多少足りない気分がしますね。
 
(2件)
01 港中央公園 02 一番上でもガルパン

第四話(真) まちなか探(じゅん)検(れい)、がんばります!


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 ちょっと時間を前戻しします。アクアワールドの見物が終わると、まだ暇がありますので私たちはこれからまちなか探検を始めると決めました。しかし恐ろしいですね大洗。なぜかというと、街中のほぼ80%のお店にはガルパンキャラの看板が立っています。実に恐ろしい。恐るべし。
 そして価値のあることですね。私とM君はパン屋さんで名物(?)の戦車パンを買いました。そのうえ、M君はさらに地酒の「桂利奈」を買いました。ええ、同名のキャラもいますよ。
 そういえば、曇りのせいか、この日はすごく寒くてちょっと歩き回る気分を損してしまったような気がします。しかしそれにしてもたくさんのお店に入りました。もう一つ言いたいことですが、街中には別の大学生らしき方もいました。みんなの目的は同じみたいですね。これは愛かな(笑) 。
 
(9件)
01 「常陸屋」というお店さん 02 バーとオレンジペコさん 03 はなさんの看板 04 ダージリン様と肴屋本店
05 ダージリン様の看板 06 軍神! 07 風紀委員さん 08 桂里奈さんかな
09 M3リーの自販機

最終話 あとには見るしかないギャラリーです!


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 最後のスポットは大洗まいわい市場と中のガルパンギャラリー。今は残念なことに(警備金の一連で)一時休業してしまったんですが、この日は一応平気に開けていましたので誠にありがたいことです。
 わたしは財布がぎりぎりなのであまり買わなかったんですが、ほかの方は大出血しました。財布のほうね。やはり愛が足りねえか(うなる)。でもM君が即その場で彼が買ったキャラケーキをシェアしてくれたおかげで、おいしくいただきました。
 ちなみに、まいわい市場でも名シーンがあります。むしろ大洗のどこでもシーンがあると言えますねw そしてギャラリーに様々なポスターとかが展示されています。興味あるお方は再開業になったら行くといいと思います。
 
(9件)
01 ガルパンギャラリー リニュアルの記念落書き版 02 キャラ名刺展示 03 キャラ名刺展示2 04 キャラ名刺展示3
05 大洗女子学園が勝ち取った旗 06 実物かと思った 07 ギャラリー外で展示されているIVH 08 名シーン
09 痛車

OVA これが本当のココスです!


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 さて、予定のスポットが全部見終わりましたので、私たちはココスに向かいました。なぜなら、あの時ガルパンのコラボをしていたんですから(笑)。
 下の写真通りに、あの時のココスは大体完全ガルパン化した感じです。とはいうものの、ガルパンマニアではない大勢の客が利用していたらしいです。さすが大洗ですね。普段まちのこういう雰囲気の店にはたぶん私たちのような客しかいないかな? やはり大洗のみんなはすでにガルパンに慣れましたね。怖い(震え)。
 ご飯を済ませると、私たちはゆっくりと帰り始めました。
 
(3件)
01 ココスの外壁 02 窓 03 窓2

残念ですがちょっとだけ重っぽいあとがき


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記録日: 2017/02/28 東茨城郡大洗町

 今振り返れば、いくつかの大切なポイントが今回のとことん探検の途中で見つかりました。
 ちょっと言いづらいですが、私の観察によると、そもそも大洗自体は「ガルパン抜きでも魅力ある」という町だと思います。そして、ガルパン自体も社会現象級アニメと言えます。私のような外国人留学生でも「ガルパンはいいぞ」ということを知っています。これ以上説得力のある証拠はないと思います。さらに、大洗はもともと「ガルパンを使って町を○○しよう」という思いをほとんど持っていない。そういうあざとい手口は今のアニメマニアに対してはもう通用しません。はっきりした版権と利益関係、すばらしい物語とそもそも魅力のある町、この三者の組み合わせが成功をもたらしました。
 では、今の問題はなんでしょうか。私はこう思います。魅力のある地域は確かに日本中にいっぱいあるのですが、優れた物語はそんなにたくさんありますか。一部の地域は「ただゆるキャラをデザインするだけで十分だ」という考えを持っています。それはただのお金の無駄遣いだと思います。物語を見て、感動して、そして聖地巡礼して…。そうなるはずですが、「物語」を抜いたらすべてが台無しになります。
 しかし、ただ物語だけ持っているだけでは、賑わいが長持ちできない場合もあります。上田もそうです。『サマーウォーズ』はただ一時的にブームになって、後はみんなに忘れられてしまうらしいです。それはなぜでしょうか。私は、「物語自体が客と地元の店との接点になりましたか」は原因だと思います。接点であれば、どれほど時間が経っても、その物語はみんなに忘れられないでしょう。しかし、お店には版権やキャラクターの使用料に縛られるとか、そもそもコラボに興味ないとか、いろんなマイナスの要素があると思います。ちょっと変な言い方をすれば、「みんなはまだ『愛』が足りない」。
 上田と真田との関係はいつも議論されている話題なんですが、今回はある店のことを紹介します。真田の話をできる限り語り続けているお店さんといえば、私の知る限り、以前お世話になった「琴笙庵」だけなんです。それではちょっと少ないですね、店の数が。どの物語でもいつかは終わってしまいます(サザエさんは別にして)。それからその物語を語り続ける人は、物理の舞台になった地元の方々ではないでしょうか。
 つまり、愛があるべし。尊さがあるべし。大洗の方々の情熱を見れば、ガルパンがまだ百年戦い続けていくでしょう。以上でした。
 
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