準々決勝のスペイン・韓国戦。０対０のまま延長戦へ。それでも決着がつかず、ついにペナルティ戦となり、何と韓国が勝ってしまいました。この後、韓国中でどのような騒ぎになるか。それをしかも試合会場の都市クァンジュで目撃する生き証人となってしまいました。
何しろ会場で生で試合を見ているわけですから、細部を詳細に映像で伝えるテレビ放送と違って、なんでファウルになるのかとかいった状況まで逐一確認できたわけではありません。それでも、今のプレイが何でファウル？みたいな場面が何度かありました。後からテレビ放送されたものを見れば、どうみてもスペインが勝って当然の試合だったとわかります。決定的な場面でファウルにされたり、延長戦の時にも、タッチラインから出ていないボールが外に出たと判定されたり、審判がおかしかった試合ではありました。本来なら90分で既に決着がついていた試合でしたね。
後になるほど、スペインチームが気の毒に思えて来ました。万年優勝候補と言われてきた歴代のスペイン代表の中でも今大会はおそらく史上最強。本当に無敵艦隊の本領発揮だったはずです。ＤＦのイエロ、よかったですねえ。一際印象に残りました。それからこの試合で怪我のためベンチ席に座って出番がなかったラウール。ラウールが出なかったのも、結果的には災いしましたね。それにしても、「何でこーなるの？」という感じです。
ともかく韓国が４強進出！ 大変なことになってしまいました。もしかするとそれもあるかもしれないという悪い予感が、ホントになってしまいました。観客席の人たちは絶叫して我を忘れている、という状況です。日本のアウェイ戦ではもちろんなかったし、スペイン応援というわけでもなかったのですが、この熱狂には同化しきれないわけで、何かアウェイでの負け試合に身を置いているかのような感じになりました。
場外の特設ステージでは早くも勝利の喜びで盛り上がっています。引き上げていく観客は意外にも比較的冷静な感じです。本当の盛り上がりはこれからかもしれませんね。韓国４強の興奮、街中へ出ればさらに増幅されてくることでしょう。
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