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西川町石碑石仏資料

燈篭(常夜燈)

カテゴリ: 灯篭 地域: 志津 年代: 文化1804〜
(2004/02/02 更新日: 2007/05/22)


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建立年:文化4年  高164×巾67


志津の入口には口留番所があった。資料の上でも、文化六年(一八〇九)の「印鑑帳」が三冊残っているし、「御関所無御座候、御座候」口留番所(文久元年八月「御私領差障有無取調書上張」)「字志津、元番所屋敷壱畝歩」(明治六年十月「志津村畑屋敷地引帳」)と番所の存在を裏づけている。ここに番所があったと云われ、そこには旧六十里越街道の跡が明瞭に残り、笠の無い湯殿山常夜灯と6基の苔むした石碑が転がっている。常夜灯は、文化四年(一八〇七)八月信夫郡飯坂の行者によって湯殿山に奉納されたものである。それには「四月八日初、八月八日迄」と点灯の期間が示され、「為蚕万昌」と養蚕の発展が願われている。大井沢からもこの灯が見え「番所の灯がともった。」と話していたと云う。

  信夫郡上大笹村
   石工 今野悪吉
  ■■■ 森山氏封衆  賀加 平三郎
  文化四丁卯八月大吉日
  四月八日初八月八日造
 湯殿山 常夜燈
  爲蠶當昌
 
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