水沢座鳥刺舞


門付芸の一つ万歳の変化したものである。万歳は太夫と才蔵が登場するが、鳥刺舞の場合、太夫はもち竿をもって鳥を捕らえるしぐさをやり、才蔵は鳥づくしをうたう。
水沢座(岩根沢)に伝わる鳥刺舞は、明治十年頃飯野甚内が大平の大工山口辰弥から伝承したものという。後、甚内の息子文作が継承した。舞手、囃手の唄での掛け合いで進んでいく。舞手は鳥を捕る棹の他、扇や笠を持つ。

「鳥刺舞唄」
  梅の間垣の 稲群雀 羽を広げて 面白や
  なにかあらも かにあらも おっとりおいて
  さしおいて 鳥刺舞とはやされよ

 
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