「六文銭」は、「連銭紋」の一種である。 そのため、「六連銭」とも言う。
六文は三途の川の渡し賃を指すことを知っている人は、多いでしょう。 なぜ六文が三途の川の渡し賃と呼ばれるに至ったのか。 それは、死者が亡くなった後に通るとされる 六つの道(地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天上) をそれぞれ通るのに必要なお金だったからです。
ではなぜ、真田家がこの家紋を使ったのかというと、様々な説が存在する。
@「六文銭」は、元々海野氏の家紋でもあったため、 真田家はその正統性を示すために使ったのではないか。
A真田幸隆(昌幸の父)が、死を連想させる「六文銭」を旗印として用いることで、 山内上杉家を見切り、身命を賭して武田家に仕える覚悟を示した。
これらの説から、真田家は「六文銭」を戦時に用いられることが多かったと考えられる。
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