昨年2024年に続き、今年2025年も草津の音楽祭に行きました。今回も茨城県つくば市から草津へ。昨年は草津から住まいのあった上田へ移動しましたが、今年は草津温泉に一泊しました。草津温泉に泊まるのは初めての経験です。昼、草津に着き、昼食を取り、温泉街を散歩して、車でコンサート会場へ移動しました。屋外での恒例のアルプホルンの演奏にも接することができました。
パンフ解説には、アルフレード・グリュンフェルト(1852〜1924)は同時代、一世を風靡したヴァイオリニストのクライスラーに勝るとも劣らない名声を博した人物と紹介されています。
今回の音楽祭のテーマは「ウィーンを繋ぐ二人の<S>〜アントニオ・サリエリ没後200年、ヨハン・シュトラウス生誕200年を記念して〜」と題されています。この日のプログラムはヨハン・シュトラウスと交流のあったピアニスト兼作曲家のグリュンフェルトがテーマ。ピアニストのドリス・アダムがピアノの小曲を黙々と次々に弾く形で進行しました。作曲家というよりも、どちらかというとピアニストがそれぞれ即興的に自作を演奏したのであろう感じの曲で、気楽にも聴けるし、演奏のうまさに聞き惚れました。
ヴァイオリニストのカリーン・アダム、この方は以前も草津のアカデミーに来て、コンサートでも演奏を披露してくれたことがあります。演奏がとてもうまい。再び演奏を聴けて幸いでした。
アンコール曲は『愛の挨拶』。クライスラーと同時代の人気演奏家と知り、アンコールにふさわしい一曲でした。
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