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SKF2013/松本Gig 2013/09/06

カテゴリ: サイトウ・キネン・フェスティバル松本 地域: 長野県
(登録日: 2013/09/09 更新日: 2024/04/02)


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記録日: 2013/09/06

松本Gig
2013年9月6日(金) 開演19:00
会場:キッセイ文化ホール

<プログラム>
プロコフィエフ/「ロメオとジュリエット」組曲より
 サイトウ・キネン・オーケストラ
 指揮:陳琳
ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
 サイトウ・キネン・オーケストラ
 指揮:小澤征爾
 大西順子トリオ
 
 

雑記帳


SKF2013の「松本Gig」は、単なるコンサートという性格を超えた一つの社会的事件であったと言っておきましょう。ジャズとクラシックが相互にインスパイア―されるコンサートです。大西順子さんと小澤征爾さんのコラボが実現するというだけでもワクワクするような歴史的な大事件です。さらにノーベル賞候補の作家・村上春樹さんがその縁結びをしているということがまたグレートな秘話です。

SKF2013は久しぶりに小澤征爾さんが指揮をするというのが話題でした。小澤さんが指揮したのはオペラ公演と「松本Gig」です。しかし「松本Gig」はそれに加え、ジャズの大西順子さんが小澤征爾さんとコラボするというので話題沸騰のプログラムでした。しかも一夜だけ。6月のチケット窓口販売ではオペラよりも先にGigが早々と売り切れました。

☆なぜ“ラプソディー・イン・ブルー”を大西さんとやるか
http://www.saito-kinen.com/j/news/interview2013.shtml

会場には作家の村上春樹さんのお姿がありました。村上春樹さんが大西順子さんのジャズ演奏を聴きに小澤征爾さんを連れていったのがGig実現の伏線だったらしい。

コンサートの前半は大西順子トリオの演奏。ベースとドラムスの方も相当に実力ある方でした。会場のキッセイ文化ホールは満席で、ステージ両袖の花道のようなステージにはジャズの勉強会でレッスンを受けた数十人の若者がパイプ椅子に座って聴き入っていました。さらにステージの両側でオーケストラの団員が演奏に聴き入るというかつて見たことのない状況になっていました。

コンサート後半はオーケストラが加わっての演目。その前半がプロコフィエフの『ロミオとジュリエット』。この曲についても触れたいところですが、盛りだくさんになりすぎるのでここでは省きます。後半が大西順子トリオを加えての『ラプソディー・イン・ブルー』。この曲はガーシュウィンのピアノ協奏曲のような曲として知られています。おそらくカデンツァ(独奏者が独奏する聴かせどころ)もあるのだと思いますが、この時の演奏では4、5回、長めのカデンツァ(というよりはジャズトリオの即興的演奏)が入り、通常13分程度の曲が30分近くにふくらんでいました。このような演奏はおそらくこれからも二度と聴くことはないでしょう。トリオの演奏が耳を疑うほどに素晴らしく、オーケストラがやや負けている印象でした。

演奏が終わると聴衆が歓喜して立ち上がり、スタンディングオーベーションが10分ぐらい続きました。感動の余韻をたっぷりと味わうことができました。

SKF2013の一般向けのコンサートはこの日が最終日。最終日恒例の「りんどうの花」を出がけにいただきました。無料バー、ホールの売店、りんどう係などのボランティアスタッフの方々のユニフォームはこの日初めて見ました。Gigのユニフォームだったのでしょうか? チロリアンハット風のストローハットが印象的でした。
 

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01 SKF2013/松本Gig 2013/09/06 02 SKF2013/松本Gig 2013/09/06 03 SKF2013/松本Gig 2013/09/06

松本Gigを待つ間、日が暮れゆく


9/6(金)、SKF松本2013の最後を締めくくるコンサート「松本Gig」がキッセイ文化ホールで開かれました。コンサートは19:00から。17:30頃に会場に着き、近くのレストランで夕食を取り、ホールの屋外会場で無料バーを楽しみ、忘れがたいひと時を過ごすことができました。その間に刻々と日が暮れゆく時間の推移も印象的でした。
 
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夜のとばりのラプソディー・イン・ブルー


9/6(金)の夕刻、SKF2013松本のコンサート「松本Gig」の会場前に「今宵限りのラプソディー・イン・ブルーに酔いしれるひと時」という無料バーが臨時開店し、コンサートの来場者など大勢の人々でにぎわっていました。何杯でもお好みのお酒が飲めるという椀飯振舞です。松本オリジナルカクテル「松本ブリーズ」、一夜限りのカクテル「松本Gig」などがあって松本Gigに彩りを添えています。さらに信州産のウィスキー、日本酒なども。車で来なければたっぷりアルコールを楽しめたのにと思うと、このメニューが選べないのは残念。私はノンアルコールの「松本ブリーズ」などにとどめておきました。

この日の松本GigはいつものSKFとは客層がやや異なり、もしかするとクラシックファンよりはジャズファンの方が割合は多かったかもしれません。

ところでガーシュウィンの『ラプソディー・イン・ブルー』はあまりに有名な曲ながら、「in Blue」とはどういうイメージかな?とあまり想像してみたことがありません。

18:30のコンサート会場の開場まで待つ間、次第に夜のとばりが下りてきました。それと共に現出してきたのが濃紺の夜空です。夜のとばりが下りる時間帯。まさにこれが「in Blue」ではないだろうかと感じました。バーの饗宴。これはまさにラプソディーです。
 
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SKF2013の終わり リンドウの花


サイトウキネンフェスティバル(SKF)松本2013の一般公演最後のコンサート「松本Gig」の会場、キッセイ文化ホールでコンサート終了後にリンドウの花が配られました。最終コンサートでリンドウの花を配るのはSKF恒例となっています。

いつも思うことですが、目で見るリンドウの紺色がデジカメで撮った紺色と違います。なぜかリンドウの紺色だけは色の違いが気になります。

また来年のSKFを楽しみに待ちたいと思います。
 

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記録日: 2013/09/06
おらほねっと/ミッチーのブログから転載

松本Gigのインパクトと余韻 2013年09月09日(月)
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=13433

松本Gigを待つ間、日が暮れゆく 2013年09月08日(日)
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=13431

夜のとばりのラプソディー・イン・ブルー 2013年09月08日(日)
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=13432

SKF2013の終わり リンドウの花 2013年09月10日(火)
https://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=13437

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