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モーツァルト:フィガロの結婚 ハイライツ

カテゴリ: おすすめレビュー 地域: どこか
(登録日: 2007/02/10 更新日: 2024/04/02)


2006
ユニバーサルクラシック
ベーム(カール), プライ(ヘルマン), マティス(エディット), ヤノヴィッツ(グンドゥラ), フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ), トロヤノス(タティアーナ), ジョンソン(パトリシア), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, モーツァルト, ラッガー(ペーター)

この「おすすめレビュー」は、mixiの「おすすめレビュー」(CDクラシック)に投稿したものです。
 

おすすめレビュー


墓場へ持って行きたい音楽と言ったら迷うことなくこの曲を選びます。歌劇「フィガロの結婚」。生きていることの喜びに溢れた音楽。できればハイライツ版ではなく全曲版がいい。何ていいんだろう、この曲。できれば全曲がいいわけですが、ハイライツというのも悪くない。

しかし、このハイライツには問題があります。「フィガロ」の中でどの部分が最もよいかと言えば、間違いなく第2幕のフィナーレ。ところがこのハイライツには第2幕のフィナーレがそっくり含まれていない。一番聴きたい曲が不在のハイライツ。それは気の抜けたビールのような味気ないものです。

とは言っても、やはり「フィガロ」ですから、どの曲を聴いてもいい、という辺りが「フィガロ」ならではの魅力でしょう。

1968年の録音。ベームの指揮もいくぶんか若々しく感じるのは気のせいでしょうか。ヘルマン・プライは一体いつからいつまでフィガロを歌っていたのでしょう。万年フィガロ青年だったような気がします。エディット・マティスがスザンナ。後年のミレッラ・フレーニのスザンナよりはエディット・マティスの方が個人的には好きです。
 
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