[ 地域(どこか)へ戻る | ←← | →→ ] [ カテゴリ(雑記) | 地域(どこか) | 登録日(2005/09) ]
旅と音楽、旅と音のトップ

旅と音楽、旅と音

カテゴリ: 雑記 地域: どこか
(登録日: 2005/09/06 更新日: 2024/04/02)

ヨーロッパへの憧れ


旅と音楽。本当はヨーロッパに行きたいのですけれど、なかなかその夢がかなわず。もっぱら国内での「旅と音楽」が主です。

外国では殆どコンサートに行ったことがありません。「ザルツブルク音楽祭」など聴きに行けたら最高だろうなあ、という思いだけ。行けたらいいですよね。

外国で聴いたいわゆるクラシック系のコンサートはたったの2回。何しろ数が少ないのでよく覚えています。

1つは韓国ソウルのセジョン文化会館で聴いたKBS交響楽団の定期演奏会。1980年代後半のことです。たしか。マーラーの交響曲「大地の歌」。演奏はと言うと、う〜ん、とうなってしまった。日本のオーケストラの方がずっと上手い。それからだいぶ歳月が流れて、韓国の演奏の水準は向上したのでしょうか。チョン・ミョンフンを初め、韓国人の指揮者・演奏家が注目を集め始めたのはその後のこと。韓国の歌曲を聴くのはとても好きで、現地で韓国歌曲を聴きたいのですが、そういう機会に恵まれず、未だに生で聴いたことがありません。

もう一つはサンフランシスコで聴いたサンフランシスコ交響楽団の定期演奏会。1990年12月のこと。当時、勤めていた会社の視察でサンフランシスコ、サンノゼに行った時についでに聴きました。当時の音楽監督はブロムシュテットで、この時の定期もブロムシュテットの指揮でした。割とよかった。バッハのカンタータが渋くてよかった。アーリン・オージェの歌。他に何を演奏したのか、今となってはちょっと思い出せない。
 

旅と音楽と音


このサイトを開設した時、暮らしていたところが山形だったものですから、クラシックのコンサートを聴きに行くには旅するしかなかった(笑)。1999年、サイトウ・キネン・フェスティバル松本に行って以来、サイトウ・キネンは毎年恒例となりました。松本でコンサートがあると、その前後に旅行をするのも楽しみで、信州の周辺をいろいろ旅しました。これまでに溜まった「松本音楽紀行」をページにして残そう、というのが当初の狙いでもありましたが、これは未だに果たせず、です。

旅と音と音楽で連想するものは、オリヴィエ・メシアンが作曲した「鳥のカタログ」。メシアンが軽井沢に滞在した時に聞いた鳥のさえずりをモチーフにした作品もあり、「鳥のカタログ」に収録されているそうです。残念ながら、日本の鳥は手持ちのCDには入っていません。鳥の種類も、日本の鳥とは違って見たことも聞いたこともない。オオルリとかミソサザイとか言ったら、自然界の音が音楽のモチーフになることをもっと実感できたことでしょう。

音楽もさることながら、何とかこのウェブ空間に載せたいと思ったのが自然界の音。ただ音を扱うのは繊細な感覚を持っていないと綺麗に音が録れないし、再生しても何これ? となりかねないのですよね。青森の蔦野鳥の森の小鳥のハーモニーなどは感動的でした。音楽もいいのですが、自然界の音も素晴らしい。時間を惜しまなければできると思うのですが、素材となる音の取り出しに時間がかかるので、なかなか形になりません。ビデオに録った音を取り出すだけでも、結構、面白いものがあるのではないのかな、と思っています。この趣向は、別のサイト「きらくにバードウォッチング」に「バーチャルフォレスト」として、わずかばかり載せてあります。
 

聴いたコンサートの記録


このサイトの一番直接的な目的は、コンサートのポートフォリオづくりです。ただし、会場の中は撮影できないし、音は録音できないし、肝心要の素材が常にない、という最大の不自由があります。

コンサートは聴くときはともかく、細かいことを覚えていられないのですよね。特に曲目とか演奏者とか。いつどこで何聴いた、というデータの記録が必要。どうせだから、雑感を書けば記録になるだろう、ということです。これは自分の記録としても重要です。感じたこと、思ったことなど、時間が経つとどんどん記憶から遠ざかっていきます。その時の感じ、思いを生け捕りにできるのは自分しかいないわけです。漫然と聴くより、少し感性を研ぎ澄ませるのに役立つかもしれないですね。音の記憶というのは、記録が残せるわけでないので、非常に感覚的で主観的なものです。だからこそ面白いのかもしれません。
 
[ 地域(どこか)へ戻る | ←← | →→ ] [ カテゴリ(雑記) | 地域(どこか) | 登録日(2005/09) ]
[ ホーム| ]
前川道博ホームへジャンプ