「横浜につながる絹の道展」から02

絹の道が運んだもの


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記録日: 2009/05/27 神奈川県横浜市 赤レンガ倉庫


開港当初、養蚕・生糸生産は、奥州、上州、信州、甲州、武州の広範な地域(東北関東、甲信養蚕地帯)で取り組まれ、生産された生糸等は、江戸をはじめ八王子等を経て横浜港に運ばれました。 また、相模原や多摩地区での生糸は八王子で、上州や近在の生糸は桐生で、織物にする、という地域的分業が行われていました。 一方、生糸を運んだ「絹の道」は、横浜の文明開化の文物や知識を、それぞれの地方に持ち帰る「文化の道」でもあり、単に食べ物や衣服だけではなく、宗教や教育、物の考え方などの精神的なもの(自由民権運動等)も、この道を伝わっていきました。
 
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