山梨県笛吹市石和町広瀬では、7軒の自治会が共同で、家の屋根や壁、庭の木に電球を飾り付けて、クリスマス・イルミネーションを行い、新聞やテレビで大きく報道されるなど地域の話題になった。 7年前、アメリカの盛んなクリスマス・イルミネーションを体験してきた若夫婦の世帯が始めたのをきっかけに広まった。11月初めからご近所同士で相談しながら、電球をともしたクリスマスツリーや動物の模型を庭先に置き、全戸で合計数万個のイルミネーションで、演出にも工夫を凝らしている。今では市外からも見学者が押しかけてくるようになった。 自治会の住民は「飾り付けを通して地域の連携が深まった。多くの人に楽しんでもらいたい」とマスコミの取材に対して、意義を語っている。 このフォルダの写真を撮影した12月24日のクリスマスイブは、ちょうど十五夜で、甲府盆地ではすばらしいげつうん【月暈】が観測された。天上の光輪と地上のイルミネーションとの競演は言葉にできないほどの美しさとなった。
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