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静止画を抽出する

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(初期登録: 1998/02/27 更新日: 2004/04/21)

「長野オリンピック」のビデオ記録


ここで素材に使うのは、私が体験した長野オリンピックのビデオ記録です。昔からビデオ撮影はよくやっていましたが、Multimedia Mappingを初めてからビデオの撮影方法が変わりました。大量の静止画を抽出してWeb化できるようになってから、撮影量が格段に増えました。それがさらに素材数を飛躍的に増大させています。

私のビデオには、1日目の98/2/19、大会13日目のノルディック複合団体・ジャンプ(白馬ジャンプ会場)に始まり、2日目、翌日2/20のノルディック複合団体・クロスカントリー(白馬クロスカントリー会場)、3日目、翌2/21の大町→安曇野→長野市内巡りという順で、私のオリンピック体験が延々と記録されています。デジタルビデオテープ(60分)が11本、総計11時間の記録になりました。
 

どこまでを抽出するか


11時間の全てをWeb化するかどうか、最初は決めていませんが、Web化の試みが面白そうなら最後まで完結するし、しなくても構わないという程度の意識で始めることにしました。体験したことを後から事細かに見てみたいというのが、一番やりたいことです。1日目、早朝4:00頃、白馬村に入り、駐車場で仮眠した後、6:00過ぎにジャンプ会場へ向かいました。7:00会場、そして練習ジャンプが始まる8:30までの時間の経過は、一際印象的なものです。晴天に恵まれ、これ以上は望めないというほどの日本アルプスの山容が眼前に迫っていました。この美しさがWeb上でどの程度再現できるのか見てみたい。まずは、出来上がりを見て、その後、どうするかは、その後で決めようという感じです。私のサイトでは、『マッピング霞ヶ浦*』のように、途方もない壮大なWebサイト構築に至ったものもありますが、オリンピックに関しては、時間をかけずに試作してみようという感じで始めることにしました。時間をかけないものなら、途中で止めても全然惜しくはありません。この気楽さは、事を始める上ではとても大切です。静止画の抽出はきりがないので、とりあえず300ファイルになったところで打ち止めにしました。ファイル化した区間の録画時間は26分です。この抽出作業には、予備にビデオを見た時間も含め約1時間かかりました。抽出に要する時間は、経験的には録画時間の約2倍として見積もることができます。これだけでも結構な量になります。
 

静止画抽出の方針


どのように静止画を抽出するかは、結構、その人任せです。同じビデオデータを使っても、結構、個人差が出てきます。この辺が、Multimedia Mappingの面白いところかもしれません。自分が何を見たいのか、また、人に何を見せたいのか、といった観点から、必要なだけ抽出します。オリンピックの場合は、どのような性格づけにしていくかは、当初、方針をあまり定めていないので、ともかく、気に入った映像、後から再確認して見たい映像などを、ともかく次々にクリッピングしていく、という方針で試しに始めることにしました。
 

静止画が重複したら?


ビデオ中に似たような映像が続くと、後に来る映像の方が構図が決まっていたりして、もう一枚取り込みたくなるケースはよくあります。こうした無駄な映像は、そのままにして、ともかく次、次、次…と静止画を取り続けましょう。ページ作成時にこの辺の画像は自由に取捨選択できます。

ビデオを一通り見て、さらに静止画抽出時に最適なフレームを見極めながら予め選んでいけば、なお結構です。ただ、当然のこととして、時間がかかります。私のサイト『マッピング津軽』では、ねぶたの魅力を伝えたいという意図から、結構、この最適フレームの選択にはこだわっているのですが、オリンピックに関して、凝るつもりは毛頭ないので、抽出に時間をかけないことを心がけます。
 

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