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たこあしニュース

田尻町が冬・水・田んぼの取り組み開始

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(月別インデックス: 2004/01/06 更新日: 2004/01/29)

 2003年12月1日、田尻町が蕪栗沼の南側にある伸萠地区で、水田への冬期湛水の取り組みを開始しました。これは、田尻町が農水省の「田園自然環境保全・再生支援事業」の一環として実施しているものです。自然環境と農業生産の共存と付加価値の高い米づくりを目的に、農家や学識経験者、行政、NPOが連携して取り組んでいます。

 蕪栗沼で越冬するマガンは約4万羽。日本で越冬するマガンのほとんどが伊豆沼・内沼と蕪栗沼に集中していますが、一極集中による病気の流行や排泄物などによる水質への影響が懸念されています。この緩和策として、水田を冬期湛水化して新たなねぐらを創出する「冬期湛水水田」が注目されています。水田に冬水をかけると、マガンがねぐらに好んで利用する浅く広い水面ができます。今回田尻町が約25haの水田に冬水を張ったことで、マガンのねぐらの分散化につながるのではないかと期待されています。

 また「冬・水・田んぼ」は春雑草の抑草や鳥の糞による施肥効果、稲ワラの分解促進、イトミミズによるトロトロ層の形成等、特に不耕起稲作とのセットによる省力化や環境創造に関する技術的効果が期待され、農家にとってもメリットがあると思われます。また、このような湿田環境は、春に水田の水たまりに産卵するアカガエル等にとっても魅力的な環境であるといえ、生物多様性保全の観点からも技術向上が期待されています。
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